新生「ママボラン」サービススタート

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マチノワジョブメンバーの鈴木さんが所属している株式会社mog(ママ、お仕事がんばって!)にて、ワーキングママが、ボランティア活動を通してキャリアの可能性を広げる場所を提供するサービス「ママボラン」を、2021年8月18日に開始!

ママボラン メーンビジュアル

「ママボラン」URL: https://mamavolun.jp/

■「ママボラン」サービスの特長

ワーキングママに、ボランティアによるチャレンジの機会を提供

近年、出産後も仕事を継続するワーキングママの存在は当たり前になる一方で、マミートラック(※)という言葉もあるように、保育園の送迎に伴う働く時間の制約や、子どもの体調不良などによる急な休みなどがあることを理由に、やりがいや責任のある仕事や長期的なキャリアアップをあきらめてしまうワーキングママは多くいます。

(※ワーキングママが、育児を優先させるためにキャリアの一線から退く状態のこと)

またリモートワークの普及により、ビジネスパーソンの時間の使い方は大きく変化しつつあります。かつては副業といえば、隙間時間で内職やアルバイトなどの仕事をした対価として金銭を得ることを主に指していましたが、現在は、勤務先とは異なる企業でチャレンジがしたいという目的で、パラレルワークや副業・複業をする人が増えています。

このような中「ママボラン」は、「これからのキャリアのために新しいことにチャレンジしたい」「自分の強みを知って、可能性を広げたい」という意欲的なワーキングママに、他社でボランティア活動をする機会を提供します。ボランティアだからこそ、未経験の業種や職種にチャレンジしやすく、転職や、企業によっては禁止されている副業をせずに、新しい経験を積むことが可能です。幅広い業種のスタートアップ企業、NPOなどのラインアップの中から、希望するボランティア先を選択、人材業界での経験が長いmogのスタッフが、ワーキングママの意欲や経験と、ボランティア先をマッチングします。

「ママボラン」に参加したワーキングママは、ボランティア活動を通じて、自分では当たり前と思っていたスキルや仕事の進め方が、社外でも通用する強みであることを自覚し、自信をつけることで、勤務先でのキャリアアップやジョブチェンジ、転職、起業など、キャリアの可能性を広げることができます。

このたび開始する新生「ママボラン」の前身となるサービスの開始以来、ボランティア活動をしたワーキングママは年間200人以上、ボランティアの受け入れ企業は50社にのぼります。

(※前身サービスについては、以下「『ママボラン』サービスの背景」に詳細記載)

■「ママボラン」サービスの背景

2017年、mog社長の稲田明恵と、副社長の金子麻由子が、前職の総合人材サービス会社で社内新規事業として立ち上げたのが「ママボラン」の始まりです。

きっかけは、金子自身の経験でした。第1子の育休から復職後、自分の仕事が、子どもを保育園に預けてまでやりたいことなのか、悩みを抱えるようになりました。その後、第2子の育休中に、育休中のママを対象にしたベンチャー企業でのボランティアを知り参加。その中で、自分のスキルが誰かの役に立つことを実感して自信を持てたり、仕事が好きという気持ちを再確認することができました。また、人脈や視野が広がり、今後やっていきたいことが見えてきました。

金子は、この有意義な時間を多くのワーキングママに経験してほしいと考え、稲田とともに新規事業として「ママボラン」を立ち上げたところ、自分のキャリアと向き合いたいという多くのママが集まりました。

このサービスの社会的意義を確信した稲田と金子は、2019年に独立、mogを創業。キャリアに意欲的な女性たちを支援するサービスとして、プロフェッショナルママの転職エージェント「ママリブラ」と、働くママ・パパがつながり、学びあう場である「mog place」を軸に、事業を展開してきました。

2020年からは、「mog place」のサービスの1つとして、育休中ママのインターンマッチングサービスを提供。1年で200人を超えるワーキングママが利用し、受け入れ企業も50社にのぼります。

そしてこのたび、産休・育休を終えて復職済みのワーキングママも対象とし、mog創業のきっかけとなった「ママボラン」の名前を冠した新たなサービスを開始します。mogは、「ママボラン」および「ママリブラ」のサービスを軸に、企業理念である「『生きる』と『はたらく』をもっと近くに」を実現できる社会に向けて、事業を加速してまいります。

■「ママボラン」サービスの概要

「ママボラン」は、ボランティア活動を通じて、身につけたスキルをアウトプットする機会が得られるとともに、ワーキングママのキャリア支援のプロによる個別のキャリアカウンセリングや、自分の強みや今後のキャリアの方向性を明確にしていくキャリア研修をセットにしたキャリアデザインプログラムが受けられます。さらに、同じくボランティアをしている意欲的なワーキングママと情報交換ができるコミュニティ、ライフやキャリアについて考えるイベントやセミナーなどにも参加可能。インプットとアウトプットの相乗効果によって、ワーキングママが自らのキャリアを主体的に描けるようになります。活動はすべて基本的にオンラインのため、全国どこからでも参加できます。(会員費用は1,650円(税込・月)/キャリアデザインプログラム費用は88,000円(税込・3カ月))

ママボラン サービスの流れ

1. ボランティア活動

勤務先以外の企業・団体でボランティア活動をします。新しい環境に飛び込んでみることで、自分の強みを認識して自信をつけることができたり、いつかチャレンジしたいと思っていた未経験の業種や職種で経験を積むことができたり、今後やっていきたいことを発見できます。

2. 個別キャリアカウンセリング

ボランティア活動前後に、ワーキングママのキャリアを熟知したカウンセラーによる個別のキャリアカウンセリングを受けます。ボランティア活動の目的の整理や振り返りはもちろん、自分の強みの言語化、市場価値の明確化、転職や復職、今後のキャリアプランの描き方などについてのキャリアの悩みが相談できます。

3. キャリア研修

ボランティア活動と並行して、これまでのキャリア(経験・スキル)の棚卸しと言語化、Can(強み)の明確化、Will(ありたい姿やこれからのキャリアと生き方)を考える研修が受け放題です。

4. キャリアデザインシート

職種上の強み、パーソナリティや志向性の強み、これからのキャリアの方向性などが言語化できるシート。キャリアカウンセリング、ボランティア活動、キャリア研修を通して完成させていきます。

5. コミュニティ

会員専用のオンラインコミュニティで、キャリアや子育てのことなど、近い関心を持つワーキングママ同士で情報交換できたり、つながりがつくれます。刺激し合える仲間ができるだけでなく、自分の知識や考えを発信する場としても活用できます。

■「ママボラン」を経験したワーキングママの声

・前田留実さん/40歳/4歳男の子のママ/通信会社のサービス企画職

新卒からずっと同じ会社にいて育休に入りました。他社を知らないままキャリアを積んできたことに、どことなく不安やモヤモヤを感じていたんですね。自分の会社ではそれなりにキャリアを積んできた実感はありましたが、この先もずっと同じ会社にいられるか分からない世の中で、この会社でしかスキルを発揮できないんじゃないか、という気持ち。すぐに転職したいというよりも、ほかの会社で自分の力を試してみたいと思っていて。そしてママボランを知りました。育休復帰から3年経ちますが、ママボランでつけたベースとなる自信があるので、自分にスキルを活かせる場はほかにもあるという選択肢を持ちながらキャリアを積めています。選択肢の幅につながりましたね。

・小田美登利さん/39歳/9歳男の子、9歳女の子、3歳男の子のママ/不動産会社の法人営業

ママボランをやって、考え方が大きく変わりました。新卒から法人営業しかしてこなかったので、自分のキャリアにネガティブな思いを持っていましたが、ボランティア先の方から「技術を持って事業推進できることも大事だけど、意志を持ってプロジェクトを動かすことも大切なスキル」と評価していただき、それが大きな自信に。すべての仕事は、物事をどう進めるか考えて、アクションを起こすということなんだと気づき、できないことはないという感覚をつかむことができました。ママボランをやる前は、「このままでいいのかな。今の会社の目の前の階段を上がっていくことしかできないんじゃないかな」という漠然とした不安があったんですが、まったく知らない世界の仕事でも、調べたり、質問しながら進めることができて、この先もそうやっていけば何でもできると思えましたね。

・香山由佳さん/38歳/3歳男の子のママ/ベンチャー企業のCOO

何かアウトプットできる場がほしいと探していた時にママボランを知りました。ボランティアをしたことで、新卒で入社した1社で培ってきたものが応用できる、ほかでも通用する、どんな環境でもバリューを出していける、という自信が持てたのは大きかったです。飛び込んでみる大切さも感じましたね。育休当時、制約がある中でできるか分からない、求められるアウトプットが出せないんじゃないか、子どもが熱を出したらどうしよう、と思っていて。でも、できない理由なんていっぱい挙げられるんですよね。その中で、大事にしなきゃいけない軸や守るべき軸を押さえたうえで腹を決めてやる。そういう壁を軽々と乗り越えられる人が活躍できると思いますし、自分次第なんですよね。

■「ママボラン」受け入れ企業・団体の声

・株式会社STORY TIME 惟村寛子さん

それまで手をつけられていなくて、ゼロだったものが、イチやそれ以上になっているというのがとても大きいです。たとえば、業務改善プラットフォームの導入です。いつか入れたいと思っていたのですが、社内では対応できるメンバーがいませんでした。SEのママさんがママボランで入ってくれて実現できました。SNSも、まったく運用できていなかったところ、ママさんたちが企画から運用まで整えてくれました。またクラウドファンディングも、ママさんが起案して、企画から実行まで担ってくれました。私1人では絶対できないことが次々に形になっていて、本当にありがたいと感じています。

・株式会社クレヨン 森屋千絵さん

ママボランのみなさんには、大切なチームの一員としてかかわっていただいていて、クレヨンにとってなくてはならない存在になっています。やらないといけないと分かっていても社員ではなかなか手が回らない部分に手をつけられたり、サービスがブラッシュアップされたり、あらゆる面でプラスになっています。ママボランの受け入れをしていなかったら、会社の事業ステージが違ったと思えるほどの成果を上げていただいています。

■株式会社mogについて< https://www.mog-career.co.jp/ >

mogは「m(ママ)o(お仕事)g(がんばって!)」の頭文字を取って命名。今も働いている多くのママが、仕事と家庭のバランスや、自己実現と現実の狭間で揺れています。ママの輝くうしろ姿を、パートナーや子どもたちにはこう言って送り出してほしい。「ママ、お仕事がんばって!」そんな社会を実現するために、この会社は生まれました。「生きる」と「はたらく」をもっと近くに。女性が働けることを楽しみ、仕事を通して自己実現できる社会を目指して取り組んでいます。

会社名 :株式会社mog

所在地 :〒151-0064 東京都渋谷区上原1-3-9

代表  :代表取締役社長 稲田明恵

設立  :2019年4月1日

資本金 :500万円

プレスリリースより。