別々の分野で活躍してきた年の離れた3人が、こんな場所があったらいいな、こんな事やりたい、を持ち寄りました。
何よりも、私たち自身も楽しみながら。
町田に暮らし、町田で働く女性たちが、生き生きと活躍する場を創り出したいと思っています。
私は、結婚、出産、子どもの成長という節目ごとに、働き方を変えてきました。
新卒で入ったアート販売会社の頃から、もしくはもっと以前から、
「自分に関わってくれた人は笑顔になってくれたら嬉しい」
「今、目の前にいる人が、もしかしたら自分の一言で人生が変わる可能性があるかもしれない」
そんなことを、常に意識して過ごしているうちに、気がついたら「相談」という分野ではのべ1万人以上の方のお話しを聞く機会に恵まれていました。
子どもを授かり、「働き続けること」が当たり前にありながら、出産後に転職し、給与が下がり「今はしょうがない」と受け入れていた自分。
2人目も無事に生まれ、仕事と子育ての両立に少し慣れてきて、仕事の負荷の軽さに物足りなさを感じ、かつ、東日本大震災を経験し、歩いて子どもを迎えに行ける距離で働きたい、と正社員の仕事を探しました。
運よく天職とも思える「職業相談」が出来る職場で経験を積み、更に3人目出産と共に専業主婦も経験し、今、想うことがあります。
なぜ、子どもが生まれたから、まだ小さいから、といって給与の少ない仕事で納得をしなければならなかったのか。
それを、自分自身が疑いもせずに受け入れてしまっていたのか。
夫も私も地方出身で近くに頼れる親族はいない。夫婦二人で共働きで子どもたちを育てていく事。保育園の送迎、急な発熱時のお迎え、交代でのお休み。目まぐるしい日々の中で、子どもたちが大きくなると共に、どんどん忘れていく(笑)
末娘が3歳なので、まだ渦中と言えば渦中ではありますが、私自身、随分と図太くなったものだ、と思います。
私自身の実体験としても、相談を受ける際にも、なぜ「自分に合った働き方を見つける事」がこれほどまでに難しく感じるのか。それは、「自分を知る」ことが一筋縄ではいかない作業だからなのではないか。私の生き方や考え方、存在そのものが、誰かのヒントになったり、一歩に繋がってくれたらとても嬉しい、と今思っています。
私の周りにいてくださる愉快な皆さんと、もっともっと楽しくなれちゃうような、マチノワジョブ発信での創造を楽しみたいです。
働き方で悩んだり、子どもとの関係性の事で悩んだりしたときに、ふっと顔を思い出してもらえるような、お母さんのようなお姉ちゃんのような、そんな存在になりたいと思っています。マチノワジョブでお待ちしております。
私はワーママ向けのキャリア支援事業を行うmog(ママ、お仕事がんばって!)という会社でキャリアコンサルタントとして活動しています。
なぜ男性である私がワーママのキャリア支援事業の会社で働いているか。
また、なぜマチノワジョブの立ち上げに関わっているのか。
少し長いですが、お伝えしたいと思います。
■ワーパパになった原点:
私は2012年、27歳の時に結婚しました。
ずっと望んでいたものの、なかなか子宝に恵まれず、5年という歳月を経てやっと、2017年に息子が誕生!
妊活は夫婦2人で協力して、色々なことにチャレンジしても、全くダメ、何度やっても、かすりもせず、、、。
一旦、休もう。2人で楽しく生きていくことを考えよう。海外旅行に行ったり、おいしいごはんを食べたり、キャンプに行ったり。
せっかくだから、もっといい家に住もう!と新築マンションへの転居を決め、引っ越し。
引っ越して3日たったある日、自然に舞い降りてきてくれた命。
それが今は3歳になった息子のかんたです。
今でも奇跡の子だと思っています。
たくさん関わって、たくさん愛してあげたい。それが私がワーパパになった原点です。
■mogにジョインした背景:
私は2007年から新卒で大手の人材サービス会社に入社し、キャリアアドバイザーの仕事を長くしていました。
息子が産まれて妻も育休中。復職に向け、保活をするも、1歳児クラスの4月入園の保育園は全滅。
復職できなかったらどうしよう、今後のキャリアは?働き方は?転職もひとつの選択肢?
そんな話しを息子を寝かした後に夫婦で話していました。
私が所属していた大手の人材サービス会社では、時短希望だったり、ワーママという段階でご紹介できる求人がないため、キャリアカウンセリングをお断りすることもしばしば。
自分の1日の大半の時間を捧げているこの仕事は、自分の一番、身近で、一番、大切な人の相談にすらのってあげられないサービスなのかな。。とモヤモヤ。
そんな時に出会ったのがmog代表の稲田。
育休中ママ向けのキャリア支援事業を展開しており、その事業をベースに中長期に渡って女性のキャリア支援ができる新規事業を考えていきたいとのこと。
半年に渡ってインターンとして、新規事業のブレストや企画を進めていく中で、転職をゴールとしない本質的なキャリア支援の事業を作りたい、困っているワーママの役に立つ、社会の役に立つサービスをこの手で作り上げてみたいと思うようになりました。
1日の大半の時間を捧げるのであれば、使命を持って働きたい、いきいきと働く父の背中を息子に見せたい。そんな想いもありました。
■マチノワジョブの立ち上げ:
マチノワの山本さんとは15年来の付き合いとなります。
大学時代に約3年間、SICという会社でインターンをしており、インターン先の専務が山本さんでした。
実の両親と同じくらい歳の離れた山本さんですが、社会人になってからも呑み友達として、お酒を飲んだり、登山に行ったり、仕事の話しを聞いて頂いていました。
私が女性向けのキャリア支援事業を立ち上げたこともあり、浦部さんに引き合わせて頂いたのが2019年。
「何を話すんだろう?」というお互いに不思議な雰囲気の中、お子さん連れの浦部さんと山本さんと4人で楽しくおしゃべりしました。
実際にマチノワジョブの構想がスタートしたのは2020年秋。打ち合わせやチャットで何度も何度もディスカッションを重ねてきました。
本質的なキャリア支援をしたい、社会や地域の方の役に立つサービスをつくりたい、そしてそこに関わらる私たちもワクワクすることにチャレンジしたい。
そんな想いがたくさん詰まったマチノワジョブ。いよいよスタートします。
私は1999年から17年間起業家を支援するインキュベーター「さがみはら産業創造センター」で働いていました。こうしたインキュベータ―やコワーキングの主たる機能は快適な執務空間を提供することです。スタッフがいろんな支援をしていますがいわゆる側面支援です。まあ、シャツの上から背中をかいているような物足りなさを感じていました。
縁あって2017年に町田でコワーキング「COMMUNE BASEマチノワ」を始めた訳ですが、起業以外の選択肢を提供できないか、そして、コワーキング自体が仕事を創り出すような仕組みが作れないものかと考えました。そこでふと頭に浮かんだのが友人の鈴木さんの顔でした。若くて人材紹介の会社で大活躍しているので、何か良いアイデアがあるのではないかと声を掛けました。オフィスがあった丸の内まで出かけて行き、ガード下のチョット寂しい居酒屋で酔っ払いつつ山本の想いを伝えました。鈴木さんから個人のスキルをシェアする仕組みを教えてもらいました。これを町田で展開できるかもしれないと思いました。
「まちだ未来ビジネスアイデアコンテスト」の運営に携わってきましたが、2019年の応募プランに「女性のためのサードプレース」というビジネスアイデアがありました。応募したのは町田ママの会の藤井知子さん。結婚や出産を契機に仕事を離れ、社会から隔離されたような疎外感や仕事への渇望感を感じる女性達がたくさんいる。そんな人達の居場所(サードプレース)と働くチャンスを作りたいというプランでした。この時初めて女性の置かれている困難を知りました。規模は小さいがマチノワで出来ないものかと思いました。
そんなこんなを考えている時、浦部さんに出会い、鈴木さんと再会しました。貴重な経験を積んできた二人と一緒に仕事ができる事に感謝しています。
山本満
COMMUNE BASE マチノワ コーディネータ
相模原市役所で都市計画や産業政策などの政策立案に携わる。44歳でさがみはら産業創造センターの設立に参画。同社で多くの起業家を応援するとともに子ども向け起業家教育や中小企業の人材育成などに携わる。2017年、町田市内にコワーキング「COMMUNE BASE マチノワ」を株式会社オンザウエイと共に立ち上げる。2021年4月に町田に住む女性の暮らしと働くを応援するプロジェクト「マチノワジョブ」を浦部及び鈴木と共にスタートさせる。趣味は観劇。昔は登山も。今、ミュージカル「レミゼラブル」の奥深さに心を奪われている。1956年生まれ。猫との3人暮らし。
浦部知恵
1980年生まれ。岩手県出身。町田在住。
千葉大学教育学部生涯教育過程卒。 大学時代には地域のアートプロジェクト等にも関わり、社会人になってからは、絵画の販売営業、人材派遣営業、総務事務、職業相談などを経験し、 「子育て」「仕事」「地域」に並々ならぬ関心あり。
現在は3人の子どもを楽しく育てながら、 フリーのキャリアコンサルタントとして、女性向けのセミナーなどを開催。様々な地域活動にも参画中。
鈴木伸太朗
株式会社mog(ママ、お仕事がんばって!)ママリブラ事業責任者
1984年生まれ。大学卒業後、新卒で株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)に入社。求人広告、人材紹介の法人営業を経て、キャリアアドバイザーに。以来2,000人を超える転職希望者のキャリアカウンセリングを担当。2017年には米国CCE.inc認定 GCDF-Japanを受講。国家資格キャリアコンサルタント取得。2019年8月に株式会社mogにジョイン。ワーママ向けのキャリア支援事業の立ち上げを担当。3歳男児の父親。趣味は仕事、家事、育児のワーパパ。